国鉄形蒸気機関車
(梅小路蒸気機関車館)
物件の所在地:京都府京都市
あし:JR(他)京都駅よりタクシーが無難。
徒歩の場合、京都駅北口を出て西に向かって歩くと良いでしょう。
みなさんこんばんは。
今回はなんと当ホームページ始まって以来の
異色の企画、国鉄の機関車です。
「ものぐさは私鉄専門だから・・・」という意見もありましょう。
しかしたまには私もCだのDだの付いた機関車を
撮りに行くこともあるのです。
たしかに1mそこそこの幅の線路を大型機が走るのは、
迫力を感じずにはいられません。
なお本文中の文章には誤りがある場合があります。
なにしろ良く知らないもので・・・すみません。
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ここは機関区の一部なのであります。 扇形庫の脇を抜けていくと・・・いました。 本日はC62の2号機が運転中。 客車を牽いて走ったりもするそうですが、 時間が遅かったのでしまわれたあとでした。 |
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同じように動態保存されている8630号と。 こちらは形式8620の11号機(だと思う)です。 確か晩年は千葉で使われていたような・・・ 大正時代に国鉄最初の国産量産型として作られ、 SL晩年まで使用されました。 九州では観光用に1両が本線を走っています。 |
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やはりこういう物の方に目が行ってしまう・・・ B20は戦後すぐに入れ替え用や引き込み線の 為に作られました。 10号機は鹿児島で使用されていました。 私鉄に払い下げられた仲間もいます。 かなり簡略化された作りです。 |
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C56160号。 イベントの季節にはあちこちに飛び回る機関車です。 軽量でバック運転にも使いやすい特徴があります。 160号は小海線で使用され、「高原のポニー」 と呼ばれていました。 戦時中、半数以上が南方に送られました。 大井川の44号機はタイから帰国したものです。 |
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D51200号。 いわゆる「デゴイチ」の標準型です。 これも動態保存で前日はこの機が走ったようです。 梅小路にはもう一両初期形の「なめくじ」と言われる 1号機が保存されています。 1000両以上量産され、様々なバリエーションの ある機関車なのです。 |
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C622号機、ついに走り出しました。 バックの給水塔がいい感じ。 なにしろ本当の機関区の中ですから。 見ていたアベックの女のほうが「スリーナインみたい」 と言いましたが、男は無言。 男だったら教えてやれ・・ いや、やたら喋るヤツは持てないのかな? |
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こんなそばで見ることができるのです。 当然足下にはご注意を。 気分は小樽築港機関区? C62は晩年「ニセコ」の牽引で有名でした。 |
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キャブ内部から手を振る機関士さん。 サービスは欠かしません。 C62の運転台って広いんだなあ・・・ D52の改造(と言わないと進駐軍が納得しなかったらしい) 機として作られましたが、のちにボイラーを新品にしている ので、新製機と言っても差し支えないそうです。 |
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除煙板に輝くツバメのマーク。 C622号機は「スワローエンゼル」の愛称があります。 国鉄時代、重連運転でわざとこの機関車を先頭に 立たせたりしたとの話があります。 |
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ここにしかない機関車C53。 C52(アメリカ製)を参考に日本で作られた急行用。 シリンダが3つあり、走るとワルツのリズムが聞こえる そうですが、残念ながら静態保存です。 |
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整備中だったSL。 機関区の一部ですから、こんな光景も見られます。 形式は何でしょう・・・ この数週間後には山口線の運転が始まっていますので、 C571号機かもしれません。 |
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右はD50、D51の元となった機関車で、 キャブが少し長く、ドームが二つあります。 やはり貨物用に使われました。 左は・・・これもC62、1号機です。 たしか広島にあったはずなのに、なんでここに?? |
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扇形庫の中には入る事もできます。 こちらはC61の2号機(ややこしい)。 C62よりやや小型軽量化された機関車で、 C57の後継機です。 東北の他、九州でも使用されました。 |
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こちらはC58の1号機。 全国を飛び回った事もありましたが、今では 静態保存のようです。 この日はお召し装備を施され、除煙板には鳳凰が 輝いていました。 「お召し列車」とは皇族の専用列車で、各地の 機関区では、それぞれ趣向を凝らした装備を 機関車に施したものでした。 |
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やっぱりこういうもので締めくくりましょう(笑) 保線区の巡察用に使われる小型モーターカーで、 自転車のように漕ぐ事もできます。 しかしちゃんと保存されているのは何台あるのでしょう? これは幸福な一台なのです。 |